1号特定技能外国人には、「日本での生活及び従事しようとしている業務に必要な日本語能力」が必要になります。
外国人の日本語能力を測る試験としては2つあります。
・日本語能力試験(JLPL)
・国際交流基金日本語基礎テスト(JFT-Basic)
それぞれ以下のような目的、特徴がありますので、説明していきます。
日本語能力試験とは?
- 対象:原則、日本語を母語としない方。
- 特徴:「課題遂行のための言語コミュニケーション能力」を「言語知識」、「読解」、「聴解」の3つに分けて、マークシート方式のテスト。
- レベル:N1、N2、N3、N4、N5の5つのレベル。N1>N5となっており、N1が最も難しいレベル
→1号特定技能の要件を満たすには、N4が必要。 - 実施場所:日本国内47都道府県、海外86の国・地域、260都市で実施。(2019年度)
- 回数:7月と12月の年2回(海外では、7月または12月の1回のみの実施の場合もあります)
- 参照リンク 日本語能力試験
国際交流基金日本語基礎テストとは?
- 対象日本語を母語としない外国人。(主として就労等のための来日を予定している方)特徴就労のために来日する外国人が遭遇する生活場面でのコミュニケーションに必要な日本語能力を判定する、コンピューター・ベースト・テスティング(Computer Based Testing)方式のテストです
- レベル:、A1、A2、B1、B2、C1、C2の6レベル。C2>A1となっており、C2が最も難しいレベル
→1号特定技能の要件を満たすには、A2が必要 - 実施場所:日本及びアジアの複数国
- 回数:原則、毎月実施。
- 参照リンク 国際交流基金日本語基礎テスト
特定技能「介護」については、上記2つのどちらかの合格に加えて、「介護日本語評価試験」にも合格する必要があります。
それでは、今日はこの辺で。